2016年02月16日

『電子版お薬手帳』の2015年度の動き

2015年度も残り少なくなってきましたが、今年度は『電子版お薬手帳』に関して、制度面の整備が進みました。

2015年度初めに、厚労省によって『電子版お薬手帳』仕様の共通化の方針が決定され、さらに異なる『電子版お薬手帳』のデータ連携の実証実験もNPhA(一般社団法人日本保険薬局協会)が音頭を取り始まりました。11月には、厚労省医薬・生活衛生局総務課長から通知が出て、実質上、「JAHIS電子版お薬手帳データフォーマット仕様書」が共通仕様となりました。

年の暮れ12月には、厚労省から『電子版お薬手帳』を活用する薬局の報酬を増やす方針が出されましたが、12月24日には、まさかの『紙のお薬手帳』の報酬が下がり、結果的には『紙の手帳』と同等になりましたが、報酬は増えませんでした。

これを受けて、年明け、大手のNTTドコモが「おくすり手帳Link」を2016年3月から提供することを発表しました。

2016年度は、『電子版お薬手帳』の本格的な普及の年になるでしょう。

診療報酬に組み込まれたことにより、大手メーカーの参入が本格化しますので、中小メーカーの『電子版お薬手帳』は苦しくなるのでは?

以下は本年度の『電子版お薬手帳』のトピックを時系列で並べたモノです。参考までに!

私?普及が進む『電子版お薬手帳』によって収集が容易になる処方データの分析に興味があります!対患者、対薬剤師、対医師、そして二次利用・・・。一緒に汗を流すメーカーはいませんか?

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◆2015年4月26日 厚労省はスマートフォン(スマホ)に薬局で受け取った薬の名称や飲み方などを記録する『電子版お薬手帳』の仕様を共通化させる方針を固めた。

http://www.sankei.com/life/news/150426/lif1504260012-n1.html
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◆2015年10月27日 異なる2つの『電子版お薬手帳』を連携し、一つの手帳で過去の服用歴を一覧できるようにする実証実験が、栃木県内で開始

この実証実験については、NPhAが10月26日、ニッセイ情報テクノロジーとポケットファーマシー販売が行うと発表した。今年中にシステム改修をし、来年に導入薬局で運用する計画という。

https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/52255/Default.aspx
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◆2015年11月27日 厚労省医薬・生活衛生局総務課長から「JAHIS電子版お薬手帳データフォーマット仕様書Ver.2.0の公開について」が通知される。

http://www.nippon-pa.org/mail/img/704.pdf
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◆2015年12月12日 厚労省は2016年度から、スマホなどの『電子版お薬手帳』を活用する薬局の報酬を増やす方針

薬局は、お薬手帳の記入や薬の飲み残しの確認など5つの仕事をすると、客1人あたり410円の診療報酬を受け取れる。今のルールでは電子版に記入した場合は340円に減額されていた。16年度から電子お薬手帳への記入でも紙の手帳と同額の報酬を認める方向だ。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS11H5H_S5A211C1NN1000/
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◆2015年12月24日 厚労省は2016年度の診療報酬改定で、患者が同じ薬局を複数回訪れた際、薬の名称や服用回数などを記録する「お薬手帳」に関する窓口負担を引き下げる方針を固めた。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=128474
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◆2016年1月15日 NTTドコモ「おくすり手帳Link」を2016年3月から提供することを発表。

薬局向けシステムとユーザー向け無料アプリで構成されており、薬局は、初期設定費用5,000円(税抜)/店舗、月額利用料3,000円(税抜)/店舗で導入が可能。

https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2016/01/15_01.html
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posted by lou at 10:12| Comment(1) | TrackBack(0) | Data Centric Marketing | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月12日

Real World Data market size in Japan

Real World Data market size in Japan, only 45 million dollars at2015!

The reason are the underdeveloped personal information protection law, the lack of analytical skills of providers, due to the presence of other de facto.

However the Personal Information Protection Act is amended from this year, the use of the clinical development field, particulariy Post Marketing Surveillance, is expected.

If JMIRI and JMDC to merge, the share of the new company is going to be a half.

Real World Data market size in JAPAN.jpg

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ims

【Company name】 IMS Japan
  https://www.ims-japan.co.jp/japanese/company/
【Service name】 NPA Family
  https://www.ims-japan.co.jp/japanese/s_navigator_domestic/solution/npa.html
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協和企画

【Company name】 KYOWA KIKAKU Ltd.
  https://www.kk-kyowa.co.jp/industrial_info/company_overview.html
【Main service name】 Medi-Trend
  https://www.kk-kyowa.co.jp/medical_prescription.html
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JMIRI

【Company name】 Japan Medical Information Research Institute Inc.
  http://www.jmiri.jp/index.php/company/overview
【Main service name】 Prescription analysis services
  http://www.jmiri.jp/index.php/service/prescriptionanalysis
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日本医薬総合研究所

【Company name】 Japan Medical Research Institute CO.,LTD.
  http://www.jpmedri.co.jp/company/
【Main service name】 RI PDS
  http://www.jpmedri.co.jp/pds/
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JMDC

【Company name】 Japan Medical Data Center Co.,Ltd.
  http://www.jmdc.co.jp/jp/company/outline.html
【Main service name】 JMDC Claims Data Base
  http://www.jmdc.co.jp/jp/srv_pharma/jdm.html
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MDV

【Company name】 Medical Data Vision Co.,Ltd.
  https://www.mdv.co.jp/company/outline/
【Main service name】 EBM Provider
  https://www.mdv.co.jp/solution/pharmaceutical/medical/
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posted by lou at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | Data Centric Marketing | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月16日

顧客ロイヤリティ

該当ブランドの顧客の中で、そのブランドのみを使用し、競合ブランドを購買しない顧客を『単一ブランド購買者』といいます。この顧客は、決まったブランドしか購買しないのですから、顧客ロイヤリティは最大です。

しかし、実際にはそういう顧客はあまりいませんから、一定期間内に該当ブランド購買者が購入したその製品カテゴリー内の平均ブランド数と、全顧客が購買した平均ブランド数を比較することによって、ブランド・ロイヤリティを評価します。

ブランド・ロイヤリティが十分高ければ、競合品から顧客を奪うことに注力すべきで、低ければ、既存顧客のロイヤリティ・シェアを高める、すなわち、既存顧客にもっと自社ブランドを購買してもらうことを考えるべきです。

医薬品の場合、素直に応用することには配慮が必要ですが、IMSやクレコン等の施設毎の売上データでは見えてこない知見を得ることができ、意思決定に役立つ可能性が十分にあります。

まずは、下記の例題を考えてみてください!

【例題1】




答えはこちら!
posted by lou at 08:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Data Centric Marketing | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月13日

Data Centric Marketing

今まで捨てていた『ビッグデータ』を集積、分析して、ビジネスに役立てようというトレンドが強くなってきています。

製薬企業でも、WEBサイトやソーシャルメディアの分析をやりはじめている企業が散見されるようになってきました。こういった分析に使うのはアクセスログで、まさに、『ビッグデータ』ですね。

売上データも、従来のように各営業所ごと、営業担当者(MR)ごとの数字を分析するのではなく、患者ごとのデータを分析をしたいという相談が増えてきているような気がします。営業所の数やMR数に比べると、患者の数は数万倍以上ですから、これも『ビッグデータ』というトレンドに乗っかっているのかもしれません。

また、調剤薬局でも各店舗の売上だけではなく、RFM分析のように患者のデータを分析して店舗の状況を優良顧客の面から分析することも行われているようです。表計算ソフトではできませんので、ある面、『ビッグデータ』と呼んでもいいのかもしれません。

こういった『ビッグデータ』の分析では専用のマイニング・ツールを用いるので、多くの分析が可能になりますが・・・。悩むのは、定期的に見る指標は何か?ということです。

【主なマイニング・ツール】

 ●Visual Mining Studio

 ●IBM SPSS Modeler Professional

 ●SAS Enterprise Miner

データ・マイニングは、その名が示すように、金脈を採掘する(mining)ようにデータから役に立つ知見を発見するものです。様々な分析を行って、面白いことを発見できる分析法が見つかれば「それでよし」というものです。見つかればいいのですが、見つからない場合は、苦労が報われることはありません。意外に多いんですよ、見つからない事が・・・。

また、データを集め、マイニングによって、まだリーチしていないエリアやセグメントを見つけて、それを営業に伝えて実行に移すというやり方は、苦労の割には効果が上がりません。

今の医薬品マーケティングでは、過剰なほどのマンパワー(MR)を投入できますから、手当たり次第に営業をかけた方が手っ取り早いのです。

今は、むしろ、現在の売上をしっかり守っていく方が重要な時代になってきました。

製薬企業の営業幹部の中には、まだまだ右肩上がりの発想が残っている方々もいますが・・・。生活習慣病薬で拡大した市場はもうこれ以上大きくなることは無いでしょうし、次の成長ドライバーになる薬効群に切り替わろうとしています。ジェネリック医薬品の普及もあります。今売れているブランドの売上の減少を最小限にして、次の時代にバトンタッチする必要があるのです。

そのため、マーケティングや営業の最前線では、日々刻々と変化する競合の進出や自社製品のドロップ・アウトを細かく把握、管理しなくてはなりません。新薬の上市計画や年間マーケティング計画策定のためにじっくりとマイニングをして、画期的な切り口を見つけている余裕は無いのです。

では、データをどのように集計・分析して、何を指標として監視していけばいいのか!当研究所が、今までの経験をもとにいくつかの指標について考えてみたいと思います。

これによって、経験によるマーケティングから、データ分析中心のマーケティング、すなわちData Centric Marketingへのスタートを切っていきましょう。

測定できないものは管理できない
If you can’t measure it, you can’t manage it. by Peter Drucker



posted by lou at 16:29| Comment(1) | TrackBack(0) | Data Centric Marketing | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする