2011年01月20日

健康情報を記録していますか?

e-Health革命 ITで変わる日本の健康と医療の未来を読みました。

第一章で黒川先生が、少子高齢化、慢性疾患の増加、都市と地方の格差・貧富の差の拡大の理由を述べていますが、簡潔にして、明快。医療問題の枠を超えて、あらゆる分野の論調の中で、もっともすぐれた文章だと思います。

しかし、編集者(日経ビジネスオンライン)が示す近未来の想像イメージ『e-Healthのある未来』は、なんだかなぁ〜。

腑に落ちなかったのは、主人公たちが、喜んで自分の健康情報をWEBに記入するという件。

私は、何度もダイエットをしていますが、体重やカロリーの記録は長くて1週間まででした。それを、一生やるなんて・・・。

そこで、読者のみなさんのご意見を聞きたいと思います。結果もフィードバックしますので、ご協力お願いします。

Create your free online surveys with SurveyMonkey, the world's leading questionnaire tool.


2010年11月26日

新たな経口糖尿病治療薬(DPP-4阻害薬)

昨年まで、経口血糖降下薬は、

1.インスリン分泌促進薬(スルホニルウレア剤)
2.速効型インスリン分泌促進薬(フェニルアラニン誘導体 [グリニド系])
3.ブドウ糖吸収阻害薬(αグルコシダーゼ阻害剤)
4.インスリン抵抗性改善薬(ビグアナイド系、チアゾリジン系)

という4種類の薬物が存在しました。

昨年の末から今年に入って、上記の他に、新たな作用機序を持つDPP-4阻害薬3種類が販売されました。

■DPP-4阻害薬 比較表
DPP-4阻害薬.jpg

近年、ヒトの生理的な血糖コントロールには、「インクレチン」というホルモンが深く関与していることが明らかになりました。インクレチンには、血糖値が高い場合にはインスリン分泌を増強し、血糖値が正常あるいは低い場合にはインスリンを増強しないという特徴があります。

DPP-4阻害薬3成分は、このインクレチンの分解酵素(ジペプチジルペプチターゼ-4:DPP-4)を選択的に阻害することで、インクレチンの作用を増強し、血糖値をコントロールするものです。

しかし、この3成分は、適応が微妙に違います!

***********

グラクティブジャヌビア(シタグリプチン)
2型糖尿病
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
(1)食事療法、運動療法のみ
(2)食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤(オイグルコン、ダオニール、グリミクロン、アマリール)を使用
(3)食事療法、運動療法に加えてチアゾリジン系薬剤(アクトス)を使用
(4)食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤(メルビン、ジベトス)を使用


エクア(ビルダグリプチン)
2型糖尿病
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る。
(1)食事療法、運動療法のみ
(2)食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤(オイグルコン、ダオニール、グリミクロン、アマリール)を使用


ネシーナ(アログリプチン)
2型糖尿病
ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る
(1)食事療法、運動療法のみ
(2)食事療法、運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤(グルコバイ、ベイスン、セイブル)を使用

***********

早見表を作りましたので、参考までに!
DPP-4阻害薬(適応の違い).jpg

さて、この中で抜け出す薬剤は、どれでしょうか?

また、皆さん自身が考えたマーケティング戦略をお待ちしています。

下のCommentsをクリックして投稿お願いします。